オルソケラトロジーとは?
オルソケラトロジーとは、患者に合わせたオーダーメードの特殊なコンタクトレンズ
を使い、「角膜を矯正する」視力矯正の方法です。
正しく扱えば非常に安全で、合併症などの可能性も少ない新しい視力回復の
治療法として注目されているものです。
■ 寝ている間に視力が回復?
オルソケラトロジーでは、自分の角膜の形状に合わせたコンタクトレンズを寝て
いる間に装着することで、朝目覚めたときに視力が改善されているという画期的
な治療です。
オルソケラトロジーの語源はギリシア語の「ortho(矯正)」、「kerato(角膜)」、
「logy(学問)」を組み合わせた「ortho-keratology」という言葉から由来しており、
日本語にすると「角膜矯正学」という意味になります。
寝ている間にコンタクトレンズが角膜表面の形状を凹レンズ型に矯正するため
角膜に型付けされた凹レンズ形状は、レンズを外した後でも一定時間残るので
昼間は裸眼で過ごせるというのがオルソケラトロジーの仕組みになります。
角膜を矯正して、視力矯正するものとしてレーシックに代表されるレーザー手術
がありますが、オルソケラトロジーはレーシックなどと違い、角膜やその周辺部位
に傷をつけるということがないため非常に安全性で、副作用も少ないようです。
(ただし、医師の指示通り正しくコンタクトレンズを装着した場合に限ります。)
今のところ問題としては、オルソケラトロジーという治療自体は歴史が浅いため、
長期的な治療データがないということがあります。
そのためオルソケラトロジーの治療を行うには眼科専門医による厳しい適応判断
と治療の開始とともに継続的な経過観察が必要になっています。
レーシックなどの視力矯正手術が手術に対して、大きな恐怖心を感じることに
比べて、オルソケラトロジーの安全性や効果というものは信頼のできるものであり
将来的に視力矯正の主流になるのではないかと注目されています。